はじめに
介護職は「資格が必須」な看護師と違い、無資格・未経験から始めることができます。
そのため、40代以上で新たに実務者研修などの資格を取得して介護職としてチャレンジする方も多いです。
その一方で、施設形態がたくさんあるので、業務内容、入居者・利用者層によって大きな差があり、情報の量や正確さによってが転職後の満足度を大きく左右します。
この記事では、人事担当者として介護職採用に関わった経験をもとに、介護職に強い求人サイトと転職エージェントの特徴をまとめました。
介護職の求人探しでよくある悩み
無資格でも応募できるのか不安
夜勤あり/なしなど、働き方の条件を細かく絞り込みたい
特養やグループホームなど違いがよく分からない
未経験からキャリアアップを目指したい
こうした悩みを解決するには、求人サイト(直接応募型)と転職エージェント(仲介型)の使い分けが重要です。
【介護職向け】求人サイト(直接応募型)
求人サイトのメリットは「自分のペースで求人を探せる」点です。
介護職は求人数が豊富なので、「特定の病院・施設に応募したい」という方以外は、病院・施設が求人を直接掲載していて情報が正確な求人サイトを軸に探していくのがおすすめです。
基本的に登録しても営業電話は来ないので気軽に利用できます。
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
👆 公式サイトはこちら | 医療・介護職に特化した国内最大級の求人サイト。特に介護職からの応募は多い印象。 | 自分のペースで探したい/求人数の多さを重視したい人 |
👆 公式サイトはこちら | 人材紹介大手エス・エム・エスが運営。旧カイゴジョブというサービス名だったので、介護職の情報量は多い。 | 選択肢を幅広く見たい人 |
👆 公式サイトはこちら | 誠実に求人情報を届けようとしている。豆知識などの記事も充実。 | より正確な情報を見たい人 |
👇 各求人サイトの詳細なレビューはこちらで解説しています。
【介護職向け】転職エージェント
転職エージェントは 担当者が間に入り、求人紹介や面接調整を行ってくれるサービス です。
介護職は施設形態等によって、入居・利用者層や介護度、仕事内容も異なるため、アドバイスをもらえる転職エージェントが役立つこともあります。
便利な反面、担当者の質に左右されやすく、ミスマッチのリスクもあるので注意しましょう。
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
👆 公式サイトはこちら | 採用側としては紹介料が高いが、情報量とネットワークは圧倒的。 | 実績の多い会社を利用したい人 |
👆 公式サイトはこちら | 大手マイナビのブランド力。採用側目線では、マイナビの他のサービスと比べると紹介少なめ。 | 安心感のある会社を利用したい人 |
👆 公式サイトはこちら | 登録者を集める広告力が強い。まめなフォローが特徴。 | 担当者に積極的に動いてほしい人 |
👆 公式サイトはこちら | 積極的な広告展開で、事業拡大中。ただし担当者の質に差がある。 | 幅広い選択肢を見たい人 |
👇 各エージェントの特徴や実体験はこちらでまとめています。
人事目線から見た活用のコツ
業界未経験の人は求人サイトで幅広く調べ、条件の目安を把握する
どんな施設が良いか判断できない場合は、転職エージェントへの登録を考える
介護職は「人柄」や「現場適応力」が重視されやすい職種です。
応募前に施設見学ができるかどうかを確認するのもおすすめです。
まとめ|介護職が転職で失敗しないために
① 特定の病院・施設に応募したい方は公式ホームページやハローワークから応募
⇒最も採用されやすい。
② 複数の求人を比較・応募したい方は求人サイト(直接応募型)に登録
⇒正確かつ鮮度の高い求人情報で比較しつつ、営業電話が面倒な方に。
③ 転職エージェントは、直接応募では難しいときに補助的に使う
⇒施設形態や仕事内容など調べてもよくわからない方に。
私の立場としては、できる限り直接応募で進める方が納得感があると感じています。
求人サイトを軸に情報を収集し、どうしても情報を整理できないときだけ転職エージェントを活用する。
これが「失敗しない介護職転職」のコツです。
今回の記事を参考に、みなさんが安心して納得できるサービスを利用することで、「長く続けられる職場選び」にお役立てください。





