はじめに
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といったリハビリ職は、医療・介護分野で欠かせない存在です。
病院やクリニックだけでなく、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション、介護施設、さらにはスポーツ関連企業など活躍の場も多数あります。
そのため、リハビリ職の転職活動では 「直接応募」「求人サイト(直接応募型)」「転職エージェント」をどう使い分けるか が重要です。
👇 看護職向けの比較はこちら
👇 介護職向けの比較はこちら
他の職種も同様ですが、人事担当者としての基本スタンスはシンプルです。
以下の順番で利用を検討してみてください。
① 特定の病院・施設に応募したい方は公式ホームページやハローワークから応募
② 複数の求人を比較・応募したい方は求人サイト(直接応募型)に登録
③ 転職エージェントは、直接応募では難しいときに補助的に使う
この立場をベースに、②③の主要なサービスを整理しました。
求人サイトと転職エージェントの違い
基本的な違いを簡単におさらいします。
| 種類 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 求人サイト | 自分で求人検索し、直接応募 | 営業電話が来ない/気軽に利用できる | 面接調整等は自分で行う必要あり |
| 転職エージェント | 担当者が求人紹介・調整 | 履歴書添削や面接対策あり | 担当者次第で当たり外れあり/営業電話が多いことも |
👇 求人サイト比較はこちら
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リハビリ職に強い求人サイト(直接応募型)比較
まずは、自分のペースで求人を探せる求人サイトから。
| サービス名 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
👆 公式サイトはこちら | 医療・介護職最大級。PT・OT・ST求人も豊富。 | 幅広い職種に対応/メッセージ機能で安心 | 一部ハロワ転載あり(応募不可も) |
👆 公式サイトはこちら | 医療・介護職専門。おとり求人防止の取り組み。 | 情報の信頼性が高い/誠実な運営姿勢 | 求人数は大手に劣るか |
看護師や介護職と比べると、紹介する求人サイトが少なくなりました。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の求人掲載数は少ないところが多く、転載情報しかないサイトもあることから、私の法人で利用しているサービスの中からは情報の信用性も考慮して2つのサービスを紹介しています。
👇私がどういうスタンスでサービスを紹介しているか
リハビリ職に強い転職エージェント比較
次に、サポートを受けながら探せるエージェントを紹介します。
| サービス名 | 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
👆 公式サイトはこちら | 業界最大級のリハ職特化サービス。私の法人でも紹介問い合わせ多数。 | 求人数・情報量が圧倒的 | 紹介料が高め。病院側が慎重になることも。 |
👆 公式サイトはこちら | 大手マイナビのブランド力。 | 若手層の利用に強い/対応が丁寧 | 看護師などと比べると利用者少なめ? |
👆 公式サイトはこちら | 登録者を集める広告力が強い。まめなフォローが特徴。 | 積極的に動く担当者が多い。 | 連絡が多いと感じることも。 |
👆 公式サイトはこちら | 積極的な広告展開で、事業拡大中。 | 病院・施設など取引先増加傾向? | 担当者の質に差がある。私の法人ではまだ紹介実績なし。 |

私の法人における紹介や問い合わせ数でいうと、PTOT人材バンク、マイナビコメディカル、PTOTSTワーカーの3強感があります。
実際に利用してみた感想(人事視点)
- 求人サイト経由
→ コストを抑えて採用できるので、病院・施設側は歓迎しやすい。 - 転職エージェント経由
→ 面接対策や日程調整は便利。ただし、紹介料が高いので「求人条件が厳しい施設ほど積極的に利用している」印象。 - リハビリ職特有の課題
→ 全体的に求人数が限られるため、求人サイトと転職エージェントを併用しないと選択肢が偏りやすい。
まとめ|リハビリ職が転職を成功させるために
リハビリ職の転職では、
① 特定の病院・施設に応募したい方はホームページなどから問い合わせてみる
⇒最も採用されやすい。
② 求人サイトで直接応募できる求人を探す
⇒正確かつ鮮度の高い求人情報で比較しつつ、営業電話が面倒な方に。
③ 必要に応じて転職エージェントを補助的に利用
⇒「面接対策をしてほしい」「日程調整を任せたい」など忙しい方に。
ことをおすすめします。
リハビリ職は、求人サイトや転職エージェントだけでなく、先輩、後輩、同級生など様々なところから情報収集をして見極めることが成功のカギになります。
私の法人でもそうですが、比較的離職率の低い職種であり、求人数も少ない傾向にあります。
大手求人サイトや転職エージェントにおいても、リハビリ職の求人掲載数は極端に少ないところもあるので、無理に複数登録する必要はありませんが、自分に合ったサービスを1つずつ検討してみてください。







