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はじめに
前回、看護師や介護職における「派遣の仕組みと特徴」について紹介しました。
今回はその続編として、
『派遣が向いている人・向いていない人』
『派遣を上手に活かすコツ』
について、人事担当者の目線からお伝えします。
派遣は“自由度の高い働き方”である一方、向き・不向きがあるため、活かし方によって満足度が大きく変わります。
「派遣が今の自分に合う働き方か?」を考えるヒントになれば幸いです。

紹介予定派遣は直接雇用前提の働き方なので、今回の記事ではあまり触れません。
派遣に向いている人・向いていない人
派遣に向いている人の特徴
- ライフスタイルに合わせて柔軟に働きたい人
育児や介護、プライベートの時間を大切にしたい方にとって、派遣は働き方をコントロールしやすい働き方です。
「週3日だけ」「日勤のみ」「短期間だけ」など、自分の希望に合わせやすいのが派遣の強みです。

病院・施設側も「派遣職員を採用するときは働き方を融通する」ということも珍しくありません。
- 新しい職場や働き方を経験してスキルを広げたい人
派遣では、病院・クリニック・施設・通所サービスなど、さまざまな現場を気軽に経験することができます。
「いろんな職場を見てみたい」
「今後のキャリアの方向性を探したい」
という方に向いています。
- 人間関係や職場環境のしがらみを避けたい人
人間関係のストレスが原因で転職を考える方も多いですが、派遣の場合は契約期間が決まっているため、合わない環境に長く縛られる心配が少ないのもメリットです。
- 短期間で収入を確保したい人
時給制の派遣は、働いた分がそのまま収入に反映される仕組みです。
「期間限定でしっかり稼ぎたい」
「ブランクからの復帰でまずは短期から始めたい」
という方にも合っています。

日払いや週払いに対応している派遣会社もあるので、すぐに給与を得ることも可能です。
派遣に向いていない人の特徴
- 長期的なキャリア形成や教育体制を重視する人
派遣先では研修やスキルアップの機会が限られることもあります。
「長期的な目線でキャリア形成をしたい」
「教育を受けながらステップアップしたい」
という方は、正職員の方が合っています。
- 安定的な収入・福利厚生を最優先に考える人
派遣は契約ごとの働き方になるため、継続的な収入や賞与、退職金などの制度は正職員よりも限定的です。
「安定」を第一に考える方にはやや不安が残るかもしれません。
- 新しい環境に馴染むのが苦手な人
派遣は職場が変わるたびに新しい人間関係を築く必要があります。
変化がストレスになりやすいタイプの方は、長期的な職場の方が安心して働けるでしょう。
派遣で上手に働くためのポイント
派遣は、「自分に合う条件を整理する」ことが第一歩です。
希望条件を明確にする
勤務日数・勤務時間・通勤距離・仕事内容・夜勤の有無など、譲れない条件を書き出してみましょう。
「何となく登録する」よりも、自分の希望を具体化しておくことで、ミスマッチを防げます。
複数の派遣会社に登録し、担当者との相性を見る
派遣会社によって求人の傾向やサポートの手厚さが異なります。
また、しっかりした派遣会社でも担当者によって満足度は大きく変わります。
2〜3社登録して、担当者との相性を比較してみるのもおすすめです。
「希望条件」だけでなく「避けたい条件」も伝える
「夜勤は避けたい」
「利用者定員が多い施設は苦手」など、
ネガティブ条件も最初に伝えておくことが大切です。
遠慮せずに伝えることで、ミスマッチを防ぎ、ストレスの少ない職場を選べます。
契約期間中も担当者と連絡を取り合う
「契約が終わるまでに次の仕事を探す」ことを意識しておくと安心です。
担当者に「次はこういう条件で働きたい」と早めに伝えておくことで、空白期間を減らせます。
紹介予定派遣を活用する
紹介予定派遣は「直接雇用」を前提とした働き方です。
職場の雰囲気を知った上で転職を決められるため、“試してから転職”したい人にはおすすめです。
派遣会社を選ぶときのコツ
派遣会社を選ぶときは、「どれだけ現場を理解しているか」が重要です。
- 医療・介護に特化しているか
→ 専門特化型の方が、職場の特徴を把握しておりマッチング精度が高い傾向があります。 - 担当者が業界知識を持っているか
→ 病院と施設、特別養護老人ホームと有料老人ホームの違いなどを働く人目線で理解している担当者なら、話がスムーズです。 - サポート体制(トラブル対応・福利厚生など)
→ 勤務開始後のフォローが丁寧な会社を選ぶと安心です。 - 求人数と派遣先の質
→ 「求人数が多い=自分に合う案件が見つかりやすい」とも言えます。
派遣でキャリアを積むための考え方
「一時的な働き方」ではなく、「経験を積みながら視野を広げる期間」と捉えると、可能性が大きく広がります。
- 病院や施設など、複数の現場を経験することで“視野が広がる”
- 様々な環境で働くうちに“自分の得意分野”が見えてくる
- 自己管理力・コミュニケーション力が自然と鍛えられる
これらは将来、正職員や管理職を目指すときにも大きな強みになります。
派遣を通じて得た経験を、「次のキャリアへの土台」として活かしていきましょう。
特徴のある派遣会社4選
前回の記事から派遣の働き方について書いてきましたが、
「どんな派遣会社があるの?」
と思った方もいると思いますので、大手や特徴のある人材派遣会社をいくつかご紹介しておきます。
介護・看護・医療事務に特化した会社です。
厚生労働省の人材サービス総合サイト で公表されている実際の派遣労働者数も多いので、安心して利用できます。
医療・福祉に特化しているわけではありませんが、人材派遣としては大手の会社です。私の法人では介護職の派遣実績が多いです。
看護師に特化しており、『応援ナース』といえばナースパワーが浮かぶ方もいるかもしれません。
もちろん、応援ナースだけでなく、派遣や人材紹介も行っています。
こちらも看護師に特化した会社です。
各地方の都市部に強い傾向があります。
人材紹介も行っているので、派遣と比較しながら検討するのも良いでしょう。
比較的大手の派遣会社を挙げましたが、地域によっては対応していないこともあります。
興味がある方は各公式サイトを参照してください。
まとめ
派遣は、
- 自由に働きたい人
- 経験の幅を広げたい人
- 自分のペースで働きたい人
にとって、非常に魅力的な働き方です。
一方で、安定や教育体制を重視する人には合わないこともあります。
大切なのは、「自分が今、何を優先したいのか」を整理して選ぶこと。
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