「もう辞めたいけど、なかなか言い出せない…」
「忙しい職場で、自分が抜けたら迷惑をかけてしまうのでは?」
医療・介護の現場では、人手不足や人間関係のしがらみから、退職を切り出すのはとても勇気が要ることです。
でも、次の職場で安心して働くためには、トラブルを避けて円満に退職することが大切。
今回は、現場でよくある「退職トラブルあるある」と、その回避のコツをまとめました。
なぜ円満退職が大切なのか?
- 同じ業界は意外と狭い
思いもよらないところからトラブルが伝わることもあります。 - 履歴書や面接で不利にならない
特に短期間でのトラブル退職は、次の面接で質問されやすくなります。 - 自分自身もスッキリ辞められる
感情的にぶつかって辞めると、後々まで引きずってしまいがちです。
よくある退職トラブルと失敗例
「来月で辞めたい」と急に切り出してしまう
→ シフトが崩れ、同僚の不満が爆発。最後の1か月が気まずい空気に…。
口頭だけで伝えてしまう
→ 数週間後に「そんな話は聞いてない」と言われ、揉めるケースも。
ネガティブな理由をそのまま伝える
→ 「上司が合わない」「人手不足に疲れた」と言ってしまい、雰囲気が険悪に。
有休をあきらめる
→ 突然の退職だと、有休を利用できない。
引き継ぎを適当にしてしまう
→ 後任から「やり方がわからない」と連絡がきて、辞めたあとも落ち着けない。
👉 どれも、実際によく聞く“あるある”です。
でも、少し準備をしておくだけで防げます。
円満退職に導くステップ
① 辞める時期を逆算する
- 最低1~2か月前には決意を固める。
- 繁忙期や行事前は避けた方がベター。

たまに「労働基準法では2週間だから」という人がいますが、法律は法律。
権利ばかり主張していると円満退職にはつながりません。
② 直属の上司に相談
- 同僚や人事よりも、上司へ相談することをおすすめします。
- 「新しい分野に挑戦したい」「家庭と両立したい」など、前向きな理由に言い換える。
③ 退職願・退職届を提出
- 書面で残すと安心。
- 「言った・言わない」問題を避けられます。
④ 引き継ぎ資料を準備
- 患者さん・利用者さんの情報
- 日常業務の流れ
- 重要な連絡先一覧
→ 最後に「誠実な人」という印象を残せます。
⑤ 有休を確認
- 「言いづらい…」と思うかもしれませんが、これは当然の権利。
- 事前に就業規則をチェックしておくとスムーズです。
⑥ 最後は感謝を伝える
- 「お世話になりました」「これからも現場がうまく回ることを願っています」
- 短い言葉でも、後味がまったく違います。
医療・介護職ならではの注意点
- 看護師・介護職:引きとめにあったときは、自身の主張を落ち着いて伝えることが大切。
- 薬剤師:調剤録や在庫管理など、法的にも重要な引き継ぎがあるので要注意。
- リハビリ職:患者さんへの説明や、後任紹介をしっかりして安心してもらうことが必要。
まとめ
退職は決して「逃げ」ではなく、次のキャリアに進むための大切なステップです。
最後をどう締めくくるかで、あなた自身の気持ちも、次の職場での印象も大きく変わります。
- 早めに準備する
- 誠実に伝える
- 権利の主張も大切ですが、まず義務があることを忘れずに
この3つを心がけて、気持ちよく新しい一歩を踏み出してください。

