看護師や介護職の“働き方別”転職ガイド|常勤/非常勤/夜勤専従/短時間のメリット・注意点

看護師や介護職の働き方別転職ガイド-短時間- キャリア・考え方
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はじめに

看護師や介護職の仕事は「夜勤あり常勤」が基本…と考えている方も多いですが、人材不足を背景に、募集は多くないものの実は働き方の幅が広がっています。

  • 常勤(フルタイム)
  • 非常勤(扶養内/外パート)
  • 夜勤専従
  • 短時間勤務

病院・施設側の体制や採用ニーズによって、どの働き方が求められているかも変わります。

そして、人事として採用に関わってきた立場から言えるのは、
「働き方の違い」は離職理由の上位に入るということ。

同じ職場でも、働き方が合うかどうかで働きやすさは大きく変わります。

この記事では、看護師や介護職に多い、働き方ごとのメリット・注意点を整理し、あなたに合った働き方を見つけるためのガイドをまとめました。


働き方を選ぶ前に知っておきたい“病院・施設側のニーズ”

働き方のメリットだけでなく、病院・施設側が何を求めているかを理解することで、採用されやすさも変わります。

常勤は“核になる人材”

業務全体を担い、夜勤やシフト調整にも関わるため、もっとも採用ニーズが高い

非常勤は“時間帯を埋める役割”

早朝・夕方など、必要な時間に入れる人は重宝されます。

夜勤専従は慢性的にニーズが高い

日勤のみで働きたい人が多いので、求人は一定数あります。

ちなみに夜勤専従は少し問題点もあるので、私の法人では採用していません。

短時間勤務は枠が少ないが、必要な時間にハマれば採用されやすい

短時間勤務は非常勤とも重なりますが、働く側に人気が高いので倍率は高め。

ポイント

直接応募や派遣であれば、働き方の相談もしやすく、経験や事情を説明したうえで柔軟に調整してくれる病院・施設も多いです。


常勤(フルタイム)の特徴・メリット・注意点

特徴

  • 求人数がもっとも多い
  • 教育体制・評価制度の対象
  • 担当業務の範囲が広め
  • 夜勤・交替勤務が含まれることが多い

メリット

  • 給与・賞与・昇給などが安定
  • キャリアアップしやすい
  • 病院・施設内の情報が入りやすく動きやすい

注意点(本音)

  • 人手不足の職場では“常勤に負荷が集中”しがち
  • シフトに柔軟性が求められる
  • 担当利用者数が多くなりやすい

向いている人

  • 給与・待遇を安定させたい
  • 現場経験を積んでキャリアを広げたい
  • 夜勤や時間の制約が少ない人

非常勤(扶養内/外パート)の特徴・メリット・注意点

特徴

  • 「朝だけ」「夕方だけ」「2〜3時間だけ」などの募集がある
  • 子育て・家庭都合の人に人気
  • 社会保険加入の可否は勤務時間で変動

メリット

  • 生活スタイルに合わせやすい
  • 直接応募や派遣なら曜日・時間の相談もしやすい
  • 責任範囲が比較的限定される

注意点(本音)

  • 「必要な時間帯に入れるか」が採用の決め手
  • 扶養内の場合、転職エージェントは敬遠されがち(紹介手数料が割高)
  • 業務の引き継ぎや教育が最小限の病院・施設もある(即戦力を求めている)

向いている人

  • 家事・育児・介護との両立が必要
  • 他の仕事と組み合わせたい
  • 夜勤や長時間勤務が難しい人

夜勤専従の特徴・メリット・注意点

特徴

  • 医療・介護ともにニーズが高い
  • 少人数体制の職場が多い
  • 1回あたりの報酬が高い

メリット

  • 月収を効率よく上げやすい
  • 日中の時間を自由に使える
  • 人間関係が比較的シンプル

注意点(本音)

  • 身体負担が大きい
  • 日勤スタッフとの連携に気を遣う
  • 施設全体の動きが見えにくい
  • 休憩が取りにくい施設もある(面接で要確認)

向いている人

  • 夜勤の生活リズムが苦にならない
  • 単独業務に抵抗がない
  • 日中を自由に使いたい人

短時間勤務の特徴・メリット・注意点

特徴

  • 非常勤(扶養内/外パート)と同様子育て世代に人気
  • ピンポイント時間帯のニーズが高い
  • 元々フルタイムで働いていた職員が切り替えることも多い

メリット

  • ライフスタイルに合わせやすい
  • ブランク復帰に最適
  • 体力面の負担が少なめ

注意点(本音)

  • 元々フルタイムで働いている職員を優先することが多い
  • スキルアップのチャンスは少なめ
  • スキルアップよりはライフスタイル重視

向いている人

  • 育児・通学などで時間に制約がある
  • まずは少しずつ働きたい
  • ダブルワーク希望者にも相性◎

働き方を選ぶ時の“判断基準”|迷ったらここをチェック

働き方は「あなたが“何を優先したいか”」で決まります。

優先順位を整理する

  • 収入
  • 家庭事情
  • 時間の自由度
  • キャリア形成
  • 身体的負荷

人事が見ているポイント(本音)

  • その働き方で本当に続けられるか
  • 勤務時間や曜日の“安定度”
  • 入職前後で条件が変わらないか

特に子育て世代など、家族の事情による急な休みはある程度想定内ですが、周りの協力がないために頻繁にシフト変更が生じそうな方については、他職員への負担も考えると採用しづらいこともあります。

直接応募のメリット

  • 働き方の相談がしやすい
  • 採用担当者と直接やり取りでき、条件のすり合わせが早い

面接で必ず確認したいポイント(働き方別)

✔ 常勤

  • 夜勤回数、休憩の取り方
  • 残業の発生パターン
  • 担当業務の範囲と人数比

✔ 非常勤(扶養内/外パート)

  • 曜日固定の可否
  • 短時間の延長依頼があるか
  • 急な穴埋め依頼の頻度

✔ 夜勤専従

  • 休憩が確実に取れる体制か
  • 夜勤人数と配置基準
  • 申し送りの流れ

✔ 短時間勤務

  • 他の勤務者との配置バランス
  • 多少の時間延長が必要になる場面の有無
  • 短時間勤務者の評価・更新の基準

まとめ

看護師や介護職は、働き方によって働きやすさが大きく変わります。

  • 常勤は安定性
  • 非常勤は柔軟性
  • 夜勤専従は収入効率
  • 短時間勤務は生活リズムとの相性

大切なのは、
「いちばん続けやすい働き方」を選ぶこと

直接応募や派遣であれば、病院・施設側と働き方の合意形成がしやすく、ミスマッチのリスクも最小限にできます。

看護師や介護職のみなさんが無理なく続けられる働き方を選び、納得して働ける環境を見つけるための参考にしてください。


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